長期修繕計画

 

 

長期修繕計画とは


国土交通省、長期修繕計画作成のガイドラインより新築は30年以上の期間において、既存マンションは25年以上の期間において作成します。内容は、修繕項目、修繕時期(周期)、修繕費用を示すための修繕計画、修繕積立金の額、その表(グラフ)等であります。平成25年の調査で長期修繕計画を作成している管理組合は90%弱との結果が出ています。

長期修繕計画の見直し


長期修繕計画の作成は、簡易的なものから設備調査、建物調査を行った上で作成する詳細なものまで多岐にわたります。長期修繕計画は、工事の技術の進歩や価格の変動等により5年毎程度の期間での見直しが必要となります。特に大規模修繕工事完了時に概算金額から具体的な金額に変更できるため、大規模修繕工事後に長期修繕計画の改正を行うケースは多くみられます。

長期修繕計画の重要性


経験上、初回の大規模修繕工事においても資金不足による借入を行うケースも多いのが実情です。2回目3回目の大規模修繕工事がより高額になることも考慮し、当初より修繕積立金の不足のない長期修繕計画の作成が求められます。特に立体駐車場のあるマンションにおいては別会計にて長期修繕計画の作成を行う組合もあるほど工事金額、交換金額が高額となるため注意が必要となります。